2014年12月3日水曜日

[NYへの旅] 28. 無事に帰国

 3月28日(木)〜29日(金)〜30日(土)

ニューヨーク時間の18時頃、JFKを離陸。
19時40分頃、ドリンク・サービスの後食事。
21時。食べている最中から眠気に襲われ、本格的におやすみなさい。
全ての日程が終わって気分が緩み、流石に疲れた。途中で1度目覚めたが、翌朝の5時半頃まで熟睡した。なんと8時間以上もスヤスヤ!

パネル上の飛行ルートを眺めると、紋別上空辺りだ。
ここで、日本時間に変更すると夕刻18時半頃。日本では夜を迎えたばかり。
もう1晩寝ることになる!

窓から眼下を見下ろすと雲海が広がっている。パネルの地図と睨めっこしながら窓の外を眺めると、高度が低くなっているのか、ときどき、電灯がきらめき始めている。それからの時間の経過は早かった。
石巻(19時50分)、相馬(19時55分)、いわき(20時)、日立(20時5分)、水戸(20時10分)。やがて、九十九里海岸から大回りするようにして、成田空港に真っ直ぐ向かっている。
3月29日(金)20時30分頃成田空港着。春休みだからか、旅行する人が多い。
入国審査に手間取り、荷物の引き取りに時間がかかり、帰国の電話で長くなり、後泊する空港近くのヴュー・ホテルへチェック・インしたのは10時近く。

3月30日(土)
早々と目覚めたので、PCで朝日新聞を読み、8時には、NHK朝ドラ「ごちそうさん」の最終回を観た。朝食は久しぶりの日本食で、味噌汁、海苔、浅漬け、蒲鉾、アジの干物など、日本の馴染んだ味に、「帰った・・・」と落ち着いた気分になった。「美味しいね。やっぱり日本人だ」と。

10時過ぎにホテルをチェック・アウトし、夫の運転で水戸の自宅へ。
何時の間にか霧雨が降りだしている。「春雨じゃ。濡れて行こう」の風情で、悪くない。
黄金色の菜の花が遠くまで広がっている。「菜の花畑に入りし月よ。見渡す限り・・・」のメロディを思い出す。日本には、昔かららこんな風景があったのだ。春ならではの風景が嬉しい。
道沿いの神社や集落にある巨木の桜が、満開の花で覆われている。農家の庭にも桜が咲き誇っている。「ギリギリセーフでお花見に間に合って、よかったわ」と、季節の幸運を感じ、日本の春を堪能する。

ところが、何回見ても呆れる風景が出てくる。辺りの田園や小さな丘陵を見下ろして、広大な墓地の所在を示す「巨大な観音像」が立っている。いただけない。「どんな気持ちなんだろう」と、造営した当事者の無神経さに呆れ、こんなものに護られる墓地そのものまでが疎ましくなる。いつだったか、夜のドライブをしたとき、暗闇に浮かぶ巨像が恐怖心を煽り、不気味だった。成田空港と水戸の自宅を結ぶ路線で、嫌いな部分だ。

自宅近くのスーパーマーケットに寄って魚や豆腐を買うと、非日常から現実の日常生活へ戻った。

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